尾ぐされ病や白点病等の病気に罹ったときや、ちょっと調子が悪いときに行う塩浴・薬浴の事前準備と手順についてです。
基本的には導入時とあまり変わらないのですが、飼育水槽の水を使うので導入時よりは水質によるショックは少ないと思います。
※以下は金魚1~2匹の塩浴・薬浴を想定したものです。
■事前準備
(1)容量が10~15リットルくらいの容器を用意する。
(2)飼育水槽と同じ水温のカルキ抜きした真水を10リットル用意する。
(3)エアレーションに必要な物(エアストーンやポンプ等)を用意する。必要ならヒーター等も用意。
(4)用意した容器に、飼育水槽の水を3~4リットル入れ、エアレーションする。
(5)金魚をやさしく容器に移し、15~20分そのまま様子を見る。
(6)特に異常(狂ったように泳いだり、さらに元気がなくなったり等)がなければ、用意した真水を1リットル、エアチューブとコック等を使って、ゆっくり入れ、また15~20分そのまま様子を見る。
(7)(6)の「1リットル入れて15~20分そのまま様子を見る」を容器の水が10リットルになるまで繰り返す。
(8)上記の手順を終えると用意した真水は3~4リットル残っているはずですので、それは飼育水槽に入れてください。(4)で3~4リットル使っているはずなので。。。
以上で塩浴・薬浴をはじめる準備は終了です。
■手順
◎塩浴(0.3~0.5%の塩分濃度)
容器の水を1リットル汲み、そこに塩を30~50g入れ、よく溶かす。
それを20~30分間隔で10回程度に分けてゆっくり(1回につき10分程度かけて)入れる。
(20~30分間隔とは1回入れたら20~30分間隔を空けて、次を入れるという意味です。)
塩浴をはじめると沢山糞をしますので、発見次第こまめに取り除きます。
◎薬浴(各薬の説明書に準じた規定量を使用)
容器の水を1リットル汲み、そこに薬を規定量入れ、よく溶かす。
それを20~30分間隔で10回程度に分けてゆっくり(1回につき10分程度かけて)入れる。
(20~30分間隔とは1回入れたら20~30分間隔を空けて、次を入れるという意味です。)
※早期発見の場合はまず薬浴より塩浴で様子を見ることをおすすめします。また、よほど病気が酷くない限りは規定量の50~70%程度の量で薬浴することをおすすめします。
以上で塩浴・薬浴のスタートです。
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