金魚の飼育に関しての、日記というよりもメモに近いブログです。病気の対策と治療法・水づくり・水換え・餌・水温等の自分なりのコツや、分からないこと、課題を綴っています。

2023年6月30日金曜日

パニック障害について

 

私は20代後半から30代後半までパニック障害でした。


症状はそこまで酷くなかったので、重症度は軽度(たまに中度程度の発作がありました)でした。



今回は私がどうやって克服したのかを紹介しようと思います。


まずは簡単に私の発作の症状と発作が起こる状況について軽く触れておきます。


■発作の症状

・動悸がはじまり脂汗が出て目の前が真っ白になりそうになりながら、めちゃくちゃ不安になる

・動悸がはじまりめまい(立っていられないほどではない)がして、めちゃくちゃ不安になる


■発作が起きる(起きそうになる)主な状況

・一人で車を運転しているときの渋滞(特に高速道路やトンネル内)

・一人で電車に乗っているとき

・会議や集会等



さて、ここからが本題の私の克服するまでの歩みですwww


まずは心療内科に行き、診断してもらいました。


軽度と診断されたので頓服薬として「アルブラゾラム」とめまい用の「メリスロン」を処方してもらいました。


最初の頃は「あ、ヤバイな」という時や一人で電車や高速道路に乗る前に「アルブラゾラム」を飲んでいました。


ちなみに私に「アルブラゾラム」は合っていました。


また、発作が起こると「このまま死んでしまうんじゃないか?」と思ってしまうのですが、医師から「発作では絶対に死なない」と言われていたので、ギリギリまで「大丈夫!大丈夫!」と自分に言い聞かせていました。


あと「また発作が起こったらどうしよう」と考えるが一番良くないので、他のことを考えるためにスマホは必須でした。


他にも「以前は電車で旅するの好きだったじゃないか!だから今も電車に乗ることは楽しいはず!」と思ったり等、


とにかくポジティブ思考に努めました。


そういった感じで、徐々に改善していったのですが、劇的に効果があったのが「ロードバイク」と「ランニング」でした。


私の場合は、ホントにこの二つをはじめてからはあっという間でした。


では、なぜ「ロードバイク」と「ジョギング」でほぼ克服できたのか。


それは「自信がついた」からです。


ロードバイクやランニングをしていると、発作のことを考えている暇がないのです。


坂を上っていれば「あぁ~キツイ!」「あと何キロで頂上だ?」「もっと楽に早く上るにはどうしたらいいかな?」等、色々考えたりします。


調子が良い日は「あぁ~今日は気持ちよく走れてるなぁ~」「もう少し距離を伸ばすか」「もう少しペース上げるか」等、楽しくなります。


イマイチな日は「今日はダメだなぁ・・・」「調子の悪い理由はなんだろ?」等、色々考えたりします。


もちろん景色を楽しんだり、偶然に出会う野鳥や動物に喜んだりとホント色々なことで発作のことを忘れてしまえるのです。


そして走り終わった後に「ほら!一人でこんなに運動しながら遠くまで行っても全然大丈夫じゃないか!!」と自信がつくのです。


あとは上記の通りあっという間に克服できました。




とまぁ~こんな感じでほぼ克服できた現在ですが、もう何年も薬を飲んでいません。


一人で電車に乗れるし新幹線での長距離移動もできます。


もちろん一人で高速道路にも乗れます。


ただ、4年ほど前に飛行機に乗った時は流石に不安で行は予防のため薬を飲みました。


でも、帰りは飲まずにチャレンジしましたが、一人ではなかったおかげなのか大丈夫でした。


飛行機はなかなか機会がないのでまだ多少不安ですが、一人でなければ頓服薬を持っていれば、長時間フライトも大丈夫だと思います。



そんな感じで以前とほぼ変わらない生活に戻れました。



最後に個人的にこれも重要だと思ったことを。

・家族や友人には全てを話しました。

 話すことで心が少し楽になるし、一緒にいるときにもし発作が起こっても理解があるので安心です。

・症状が改善してきてもお守り代わりに薬を持ち歩く。

 この薬のある安心感は大きいです。ホントに良くなれば薬の存在を忘れていきますww


とにかく不安要素を一つ一つ取り除いていくのが克服への一番の近道だと個人的には思っています。