2016年9月5日月曜日
NHKスペシャル MEGA CRISIS 巨大危機 第1集「異常気象との闘い」
NHKスペシャル MEGA CRISIS 巨大危機 第1集「異常気象との闘い」を観ました。
内容は以下の通り。
「異常気象に立ち向かう科学者たちの物語。2020年、北極の夏の氷が全て溶けてゼロになる可能性が指摘されている。アラスカやシベリアでは永久凍土が融け、温暖化の加速要因となるメタンガスの大量放出も危惧されているのだ。北極の氷がゼロになる時、何が起きるのか。地球では寒波や熱波が相次ぐとみられているが、“未知の領域”だ。世界中の気象学者たちが結集し、未来を予測するための挑戦を始めている。日本列島での激増が恐れられているのは、スーパー台風、ゲリラ豪雨、落雷など。局所的に起こるこうした現象の詳細な予測は、現在の技術では困難とされているが、今、科学者たちは、不可能を可能にしようと新たな観測技術で解析を続けている。残された時間はあとわずか。温暖化の加速期に突入したとも言われる地球の気象の未来を読み解く新たな闘いを追う。」
かなり違和感を覚える内容でした。
例えば「メタン」の話。
メタンは温室効果ガスで、その効果は二酸化炭素の28倍にもなるそうです。
現在排出されている温室効果ガスの約16%がこのメタンで、その内訳は家畜や水田から排出されたものだけです。
ただ近年、温暖化の影響で北極圏の永久凍土に蓄積せれているメタンの放出が相次いで確認されています。
つまり二酸化炭素より強力な温室効果があるメタンの排出量が増えているということです。
で、ここからがホントに「???」だったのですが、
ある科学者達が永久凍土に蓄積されているメタンの実態を究明しようといろいろ調査しているのですが。。。
これって必要なのかなぁ~と。。。^^;
番組を観た限り、結構な量がストックされているのは素人目にも分かるので、明らかに放出が続けば温暖化がさらに進むと思うけど。。。
温暖化を考えればメタンのストック量に関係なく「これ以上放出させないように最大限努力する」しかないんじゃないのかなぁ~?
あるいは「これ以上永久凍土や北極圏の氷等が溶けてしまうことを阻止」することに力を入れるべきじゃないかなぁ~?
仮に実態を究明したとしても、その後どうするのか?
ストック量を究明するより、これ以上排出させない方に力を入れるべきじゃないかなぁ~と。
しかも科学者達は自動車や飛行機、ヘリなんかをガンガン使って現地に赴き、データ解析なんかはエアコンの効いた快適な屋内で行ってるんでしょ?たぶん(^_^;)
な~んか変な感じがする。。。(・_・;)
ちなみに私は熱帯夜の中、エアコンは使わず扇風機だけでこの番組観てたけど。。。
他にもスーパーセルの高精度の予報等に挑む科学者なんかが紹介されてました。
番組内でも言われていた通り地球温暖化は「もう後戻り出来ない」ところまで来てしまいました。
ある程度この温暖化に対応する研究(前途のスーパーセル予報とか)も必要だと思うが、もっともっとこれ以上悪化させない、可能な限り緩やかにする方に力を入れるべきではと思いました。
最後に、一番の違和感は「我々人間は今後どうしなければいけないのか」に明確にふれなかったことです!ヽ(`Д´)ノプンプン
番組では「近年の温暖化は人間が出した温室効果ガスが主因」と明言してはいないものの、明らかに「原因は人為的である」と解釈できる内容でした。
私がよく見る気象庁のHPにも「IPCC第5次評価報告書第1作業部会報告書が人間による影響が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な原因であった可能性が極めて高いことを指摘」と掲載しています。
一部で温暖化人為説に対する懐疑論があるのは承知していますが、我々人間はもっと真剣に温暖化に向き合い、阻止あるいは緩和に向けて行動しなければと痛切に感じた次第です。
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